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ENGINE

ENGINE 表紙
最新!! 11月号
9月26日発売 新潮社
※更新は終了いたしました
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ロータス・エリーゼSを試す。
1粒で何度でも美味しい。
 

第3世代ロータス・エリーゼに加わったハイ・パフォーマンス・モデルが“S”だ。スポーツ・サスペンションを備えるオプション装着車とベース・モデルの2台を乗り比べてみた。

2台の上陸間もないスーパーチャージド・エリーゼ“S”に乗って驚いた。まさかここまで性格が違う仕立てとは思わなかった。エリーゼというクルマの懐の広さを、あらためて実感した。スポーツカーの楽しみは、突き詰めていけば対話にあると思う。一方的にこちらの思うままにただ操るだけでなく、時には歩み寄って親交を深め、時には部品を換えるなど手をかけて能力をアップ・デートする。迷うこともあるけれど、それすらある種の喜びになる。純正オプションの有無で大きく性格が異なる2台のエリーゼSは、そんな素晴らしいクルマの楽しみを、今一度教えてくれた気がした。 

最初に乗った赤いエリーゼSは、「あれ、これってホントにエリーゼだったっけ?」と何度も確かめたくなるほどスパルタンだった。エキシージでも借りてきたのではないかという気分になった。見上げれば幌布が目の前にあるから、エリーゼなのは間違いない。けれど、ステアリング・ホイールを介して伝わる手応えはずっしりと重みがあるし、オプションのスポーツ・サスペンションのおかげかロールは少なく、ぐいぐい曲がろうとする。段差に乗り上げた時の突き上げは大きいが、すっと即座に収まる。コーナーの度に腕に力が入り、身体がバケット・タイプのシートにぎゅっと押しつけられる。クラッチも少し重い。操作に慣れるにつれて、コーナリング・スピードはみるみる上がる。これは間違いなく最速のエリーゼだ、と思った。運動不足が身にしみるクルマだ。

 
文=上田純一郎(本誌) 写真=柏田芳敬
[ENGINE 11月号 P100~]
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2012年11月号 9月26日発売 新潮社 定価880円
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