
体調を崩して初めて実感した、朝型生活の魅力と利点
ファッションデザイナーという肩書を捨て、心機一転29歳で単身、NYに渡った木之村さん。コネもなく、知人も誰一人いなかった。
「もともと夜型で、夜になるとワクワクして、元気が出るタイプ。人とすぐに仲良くなれる性格もあって、夜な夜な遊んでいて人とつながることは多かったですね。クラブで一緒に騒いでいた人が実はとても有名なファッションエディターだったことも」
そんな「出会い」がきっかけとなり、世界的に有名なファッションフォトグラファーを率いる会社を起こし、米国でのキャリアを新開拓。現在はLAに拠点を移し、パルコや資生堂といった大手企業のCMのディレクター、またファッションブランドのクリエイティヴディレクターとして活躍するまでに。パリ、LA、東京という時差のある3つの都市で、木之村さんが指揮を執るプロジェクトが同時進行中ということも少なくない。
そんな木之村さんに「きっかけ」はある日突然、訪れた。
「LAでの撮影スケジュールがびっしり入っていたある朝、目が覚めたらまるで動けない。ぎっくり腰で起きられなくなってしまったんです」
撮影は当然全部キャンセル。ご主人に抱えられ、知り合いに紹介された中医学のドクターを訪ねると……。
「顔の色や脈、舌を見たとたん、腎臓と肝臓ですねって。いえ、腰が……って言ったら、腰が悪いのではなく肝臓からきていますよって」
それから約半年間、陰陽五行に基づく食事療法、私用に調合した漢方茶などなど、先生のプログラムに沿って大改革が始まった。
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