X BRANDトップ > カテゴリ一覧 > ENTERTAINMENT > BRUTUS注目の展覧会! 7名の現代作家の作品に見る、どこまでも顕れないもの。

千葉県にあるDIC川村記念美術館で始まった『抽象と形態』展では、7名の現代美術作家の作品を中心に据え、それに呼応した近現代の作品を展示する。学芸員の鈴木尊志さんは、当初は作家を1対1の対比で見せようと展示を構成していたが、現場で作家と話し合ううちに変わってきたという。「もともとヨーロッパでは具象、抽象というジャンル分けはなく、作家自身も、具象、抽象と思って描いていない。今回サブタイトルで“何処までも顕れないもの”としたのは、西田幾多郎が晩年に語った“表現というのは、どこまでも顕れないものが自己否定的に表現せられている”という言葉から受けています。一枚の絵を描くということは、決して予定調和ではなく、ある程度の構想をしつつも、最終的には自分でも思いもよらぬ方向に行く。そのような、言うに言われぬものを現象化できないかというのが本展の狙いでもあります。それは展示方法も同じで、私の頭の中で思い描いたイメージを作家と一緒に作ることでいったん壊し、再構築していきました」
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